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補習校新聞 その1

コルマール補習校では月に1度、生徒によって「補習校新聞」が発行されています。

その始まりは2011年3月、コロナでフランス中が厳しい外出制限下に置かれ、学校も全て休校になったことがきっかけでした。

 

突然現地校にも補習校にも行けなくなり、子供たちは家に閉じこもって家庭学習をするのみ。まだオンライン授業も行われていない時に 中学生がみんなが少しでも繋がっていられるようにとアイデアを出してくれ、記念すべき補習校新聞第1号が誕生しました。

3月に休校が始まってから7月までの間はなんと毎週新聞が発行されました!

フランスの外出制限は厳しく、始めのロックダウンでは許可証を持たずに外出することは許されず、特別の理由がなければ外に散歩などに出れるのは1日30分だけ、家から1キロ以内と決まっていました。

そんな中 中学生のお兄さん、お姉さんから毎週届く補習校新聞は生徒だけでなく保護者も楽しみにして読んでいました。

家で過ごすみんなの様子の特集や、配布されたばかりの教科書の記事、そして生徒が参加してダジャレを披露し合ったりといった楽しい企画も。

季節にあった特集や日本で人気のあの漫画のことも⁉︎

最終号は20号。たくさんの時間をかけて生徒や保護者にたくさんの喜びと知識を届けてくれた補習校新聞、3月の学年末で無くなってしまうのかな??と寂しく思っていたら・・。

 

自主的に補習校新聞を引き継いでくれる生徒が現れました! 対面授業が再開した今年度も補習校新聞は受け継がれ毎月発行されています。 今年度の補習校新聞も楽しく学べる内容が盛り沢山になっています。 今年度の補習校新聞はまた後日ご紹介させていただきます。

 

昨年度 コロナで世の中が暗く混沌としている中 明るい希望を届けてくれた補習校新聞編集部の皆さん。お疲れ様でした。そしてありがとう!